[ 奨学生の声 ]

患者さんからの一言がやる気に

私の将来の夢は看護師です。小学生の時からこの夢を持っていたので高校でも看護の授業がある学校に通い、学んでいました。進路決定のときには、学費が足りなければ希望の学校を諦めなければいけないなと、いっぱい悩みながら専門学校に行くことに決めました。奨学金が決まってからは受験勉強に集中することができて、第1志望である今の専門学校に合格することができました。この受験で得た勉強の楽しさや集中力は、今の学習にも繋がっています。

専門学校1~2年生の1月までは、座学・実技の演習を学んでいました。教科書だけでは難しいので詳しく勉強するために参考書が必要になりますが、奨学金により買うことができています。

2年生後半からは実習が始まります。実習中は朝早くに家を出て、帰ってきてからも記録をつけたり、受け持ち患者さんの病気を調べたりとても忙しいです。土曜日も1日学校で記録をしていて、唯一の休みが日曜日ですが勉強が追い付かないのでこの日も実習の勉強をします。忙しいためバイトも週1回しか行けていませんが、奨学金のおかげで生活するうえで金銭的な心配をすることがないため、実習に集中することができています。

忙しくて想像以上に疲れていたり精神的に不安になったりすることもありますが、実習最終日に患者さんに挨拶に行ったときに「明日から来ないの?さみしいわぁ。頑張ってね!」と声をかけていただいたときには、まだまだ援助もうまくできなかったり看護をできた自信はないけれど、患者さんに少しでも看護を提供したり、日常生活に変化を与えられたのかなと嬉しくなり、疲れも吹き飛んでいきます。

素敵な看護師になれるように、これからも実習と勉強を頑張っていきたいと思います。